メルモちゃん 1 (リュウコミックス)
「手塚治虫&ふくやまけいこ」!と聞いて「ふくやまジックヴック」のパロディ漫画
に出てくる「治虫人(むちゅうじん)」を思い出したオールドファンです。
タイトルからてっきり少女漫画誌での連載かと思ったんですが、「COMICリュウ」
で始まったのですね。本誌はすっかりご無沙汰だったんで、知りませんでした。
掲載誌のせいか、「ほのぼの」しつつも、内容は驚くほどマニアックです。
ですので、手塚漫画をある程度読んでないと、配役でニヤリとできません。
「トビオ」がアトム誕生のきっかけになった天馬博士の息子、くらいの予備知識は
あった方が楽しめます。手塚本人が開拓した、ストーリー漫画におけるスター・
システムよろしく、おなじみのキャラクターがたくさん出てきます。
本書のあとがきでもさらっと紹介されてますが、「ヤケッパチとマリア」の元ネタ
「やけっぱちのマリア」は「メルモ」直前に発表され、講談社「手塚治虫漫画全集」
の作者本人あとがきで「キワモノ」、「駄作」と切り捨てられている、ちょっとかわい
そうな作品です。
本書のエピソードはふくやま流に「ほのぼの」ですが、登場人物や「生ごみ」を
内包する少女など、いたるところに元ネタのエッセンスが組み込まれ、ちょっと
切ない(?)新解釈でまとめられています。
オリジナルの「やけっぱちのマリア」に関しては、当時の時代背景
〜「ハレンチ学園」など、それまでの少年漫画のタブーを大胆に破った作品が注目され、
手塚自身がそうした世間の風潮に落胆、葛藤していた〜
を、充分理解したうえで読まないと、単に支離滅裂で、人によっては苦痛を感じるような
すごい内容ですので、本書で興味を持たれた方は、その点だけご注意を。
最後に、この漫画からペンネームを「福山けいこ」に変えたそうですが、古いファン
としては、やっぱり「ふくやまけいこ」と書かないとしっくりこないですw
ドラマアルバム「ヤミと帽子と本の旅人 Extra Book1-時空の旅人-」(CCCD)
今までのヤミ帽関連のCDを持っていると内容が少しかぶっていたりもするんですが、ドラマCDとしては内容も面白いし優秀です。
アニメのOP、EDテーマも入っていてお得感もあるし、アニメともまた違った感覚で楽しめるのが醍醐味です。
このドラマCD影の主役、嘉陽愛子さんファンなら買いです。
うえきの法則キャラクターソングアルバム The Low Of Songs!
上記に掲載されているINDEXが間違っているようですので、以下に記載しておきます。
1.Evolution(Album Mix)(植木耕助:朴?美)
2.スペシャルなeveryday(Album Mix)(森あい:川上とも子)
3.HIGHER(Album Mix)(ロベルト・ハイドン:斉賀みつき)
4.Dirty Heroes(Album Mix)(アレッシオ・ユリアーノ:成田剣)
5.太陽の場所(Album Mix)(佐野清一郎:保志総一朗)
6.あの日から(Album Mix)(テンコ:斉藤千和)
7.MORE...(Album Mix)(鈴子・ジェラード:能登麻美子)
8.give me more(Album Mix)(ロベルト・ハイドン:斉賀みつき)
9.HATTARI!(宗屋ヒデヨシ:山口勝平)
10.road(アノン:福山潤)
キャラクターマキシも何枚か持っていましたが、こちらのアルバムに収録
されたものはアレンジが違っていたので、楽しめました。
それぞれ、キャラをよく捉えた歌に仕上がっていて、キャラクターアルバム
として、よく出来た1枚だと思います。
また、「うえきの法則」を見ていなくても、声優ファンやキャラソン好き
の人にもオススメ。
TJムック「リヴリーアイランド 育てて遊ぶワクワク新聞」 (TJ MOOK)
公式ガイドブックよりもずっと賑やかで、字も大きめです。
掲載画像のミスも修正されてました。
でも個人的にはごちゃごちゃしすぎでかえって見にくいかな・・・と思ってしまいます。
それにやっぱり初心者向けだと思います。
出版当時リヴ歴2年目だった私にとっては
「なんだ、そんなのこと知ってるよ。」と思ってしまうような内容ばかりでした。
公式の本なんだからもっと裏設定なんかを載せてくれたらもっといいのですが・・・。
でもP42のふくやまけいこさん作の漫画「リヴリーの来た日」は
リヴリーがとても可愛く描けていて読むたびに和めますし、
使うのがもったいないくらい可愛いステッカーも131枚付いているので
もしそれに興味があるのでしたら買ってみてはどうでしょうか。