ONE OUTS 20 (ヤングジャンプコミックス)
6年ぶりに戻ってきたワンナウツの20巻目です。
内容は相変わらずで渡久地の悪魔的な洞察力で釈迦の上の孫悟空のように相手チームを翻弄します。
また、そこで使った手が別のとこで別の形で生きてくるというところもすごい。
まさに読んでて痛快の一言。
あまり内容を書くとネタバレでつまんなくなるので止めときますが、
この巻に限らず一読の価値はあります。
ちょうど今テレビアニメでも深夜にやってるのでそれを見てから購入を考えてもいいと思います。
未読の方は是非。
ただ、Liar Gameを連載し始めてからの丸顔で簡略化されたキャラ絵が
好きになれない......のでマイナス1です。
LIAR GAME 13 (ヤングジャンプコミックス)
イス取りゲームは秋山は前面に出てきません。展開も二転三転と複雑で、ゲーム始まりの10巻から発売ごとに単巻で読んでいたときには流れもわかりにくかったのですが、この巻でのなるほどな結末を知り、もう一度ゲーム開始から読み返してみると、秋山の緻密で周到なゲーム運びにため息です。
彼はゲームの意図と本質を早々に悟り、攻略のための設計図を描く。そして蜘蛛の巣のように対応策の糸を広く張っていき、行き詰っても二の手三の手の糸をのばし、終わってみれば常に中心にいたのは彼。
今までのゲームでもそれに変わりはないかもしれませんが、今回のゲームはヨコヤ・ハリモト視点的な表現で進んできただけに、通読後、常に影でゲームをコントロールしていた秋山の存在感をよけい感じたというか。
ただ、今回のナオともうひとりとのエピソードはちょっと表面的で、精神面の深い部分のことだけに、もう少し厚みがほしいなと思いました。
次のゲーム、今後の展開が本当に楽しみです。
ONE OUTS -ワンナウツ-DVD-BOX Last
DVD−BOX後編です。
前編も合わせて、「この話はなくても大筋に関係ない」といった無駄話のない、貴重な作品だと思います。
気に入った話の巻を買うだけでいいような作品もありますが(それはそれで有り難いですが)、ワンナウツはBOXを買って通して観るのが、最も楽しめると思います。
野球が題材ではありますが、内容は頭脳戦に重きが置かれており、青春物語や成長物語を期待して観ると、激しく裏切られます。
しかし、主人公がバッサバサと強敵をなぎ倒してゆく姿は爽快で、ストレスが溜まることはありません。
主人公の声のみが俳優さんの起用です。プロの声優さんに比べて多少は棒的ではあるものの、キャラの神秘性のせいか、逆に違和感がないようです。
そして、周囲を固めるのはベテランの声優陣なので、安心して楽しめます。
各話ごとに作画のバラつきはありますが、いわゆる「萌えアニメ」ではないので、気にせず楽しめるのではないでしょうか。
LIAR GAME 10 (ヤングジャンプコミックス)
『感染ゲーム』の終盤戦は、なかなか盛り上がりましたね!
面白かったです。
そして4回戦本戦の、『イス取りゲーム』開始!
新たな敵!? クセ者ジジイ(ハリモト)軍が不気味な存在となり、
直ちゃん、秋山、ヨコヤらと絡んで行くのかと思うと、
次巻が楽しみになってきました。
勿論、アカギ君やフクナガさんの活躍にも期待しましょう!