ミク・ロ・アドベンチャー! [初回限定盤]
聴けば誰もがハッピーになれる事間違いナシのエレポップバンド、
エイプリルズの珠玉の名曲たちを最新最高の調教技術のもとにミクがカバーした
変化球に見えてとびきりストレートなポップアルバムです。
もともとエイプリルズの楽曲は激ポップながら相当に緻密なサウンドと
胸キュンの泣きメロが高いレベルで融合していますので、
エレポップは十八番のミクが歌うにはもってこいのトラック尽くし!
ただ、お洒落感重視志向のサウンドですのでそもそもPerfumeみたいな音の
ミクはちょっと…という方はよく吟味した上で買った方がいいかもです。
Perfume直系のバウンシーな「ステンレス・ガール」
可愛すぎるラップ(調教上手い!)とちょっぴり泣けちゃうサビが印象的な「パン・ダ」
泣けて踊れるエイプリルズ屈指のキラーチューン「キラ・メ・キ・ムーンダイバー」
全編英語のお洒落な4つ打ちダンスナンバー「ASTRO」
おまけ(?)に壮大でトランシーなリミックスも収録と
ボリュームに関しては大満足の8曲。
ジャケットも過去作のジャケットで仕事を共にしたグルーミーの産みの親、
森チャックさんの書きおろしとエイプリルズのCDを買った事がある人には
安直な商用ミクカバーではないと感じさせる十分なパワーがありました。
原曲を聴いたことが無い方にも勿論おすすめです!エイプリルズは何より曲が良いので…。
ボカロ関連は投稿動画サイトにアップロードされた楽曲をちらほらチェックする程度で
パッケージ商品を購入するのは今回が初めてだったのですが、
買ってよかった!と思える一枚が最初になって良かったです。
ギフトピア
MOONを初代としたRPGではないRPG(MOONの時には「アンチRPG」と表現され、GIFTPIAでは「オルタナティブRPG」とされてるが、本質は同じところにある)の最新作。主人公の一日にちゃんと時間の流れがあり、腹が減ったり眠くなったりというリズムがあるところは相変わらずだが、そこの味つけがうまい。行動時間制限も案外と足枷には感じない(メーカーこそ違うが「エンドネシア」も同じ流れの作品と見る)。
最初、やたらと「規則」を振り回し「お金」に固執するキャラクター(村長)が登場したと思ったら、しばらく進めると正反対のキャラクターとの遭遇により、ゲームの世界感が一変する。これはうまい。「大人になるというテーマ」は、こういう深いものなのか、と、大袈裟だが感心してしまった。
主人公はもとよ!り、キャラクターが皆個性的でとっぴょーしもなく、新しい村人と出会うことだけでも楽しい。とにかく、村の中は全部が探険スポット。歩き回れる時間には気をつけて。
このゲーム、なかなか大人になりきれない自覚のあるオトナの人にこそおすすめなのかもね。
オカネで幸せになるかココロで幸せになるかは……そこはやっぱりバランスだねぇ(←オトナな意見?)。